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誕生までのロード<そのさん>

やっと寝てくれた(笑)のでPCに触る時間ができました♪

退院してからまだ十日ちょいですが、もうずいぶん前から家にいるようだと家族が話すようになりました(笑)どうしたって話題の中心になりますしね(笑)

昼間はぐずぐず泣く時間が増えました。夜は二時間か三時間おきに泣くのですが、飲ませるのに三十分くらいはかかるので、連続して眠れる時間は最高でも二時間半がいいとこです(笑)×二回眠るともう朝ですがな(笑)

お姉ちゃんたちの朝ご飯を作る時間に泣かれるのが、朝はちと困りますね(笑)何で同じ時間に泣くんだろうねえ(笑)片手で立て抱きしながら朝ご飯を作ってます(笑)

飲みが激しいイコール出るものもたくさん出るということで、思ったよりもオムツの消費量が激しくてびっくり。すでに四パック目に入ってます。

今使ってるのはメリーズの新生児用88枚プラス4枚のパックです。これを寝室・居間・PC部屋と分けておしりふきと一緒にカゴに常備しておきます(笑)いつでもどこでも替えられるぜい(笑)
さて続きを。

過呼吸がなおり、ビニール袋を外し。

痛みの間隔がなくなり、ベビーモニターの音も聞こえなくなった頃。

「いきみたくなったら声をかけてね。」と別の看護師さんがすれ違いざまに言っていきますが、この時点でも人は周りにはいません。

そこへあの看護師さんが来てお腹を触り、「赤ちゃんがあと半回転すると出てこられるよ。もうお産の八割は終わったからね。」と声をかけてくれました。そう、赤ん坊は狭い産道を体を回転させながら出てくるのです。

「じゃあ姿勢を変えてみようか。そしたら赤ちゃんが動くかも知れないから。」と、体を横にしてくれました。

そうしたらですよ。どんぴしゃでした。まさにお腹の中でぐるっと何かが回った感じがして、大きいものがぐぐっと下がってきたのがわかりました。

痛みは最高潮。分娩台にしがみつくようにして耐えていましたが、これはイカンとなんとか体を動かしてナースコールを押しました。

普通だったらすぐに看護師さんは来ずにインターフォンで「どうしました?」と聞かれるところですが、あの看護師さんはすぐに来てくれて、何も聞かずにお産の準備に入ってくれました。これも嬉しかったなあ。喋るのもつらい状態ですからねえ。

分娩台は通常はリクライニングできる狭いベッドみたいなものですが、いざお産の時となると変形します。考えてみると、特撮か合体ロボットアニメを連想するような変形です(笑)そらもうその時はそんな事を考えてギャグに持ち込むほどの余裕は全くありませんでしたが(笑)

両足をそれぞれ乗せる台が出現して固定すると、股下からの部分がばっくり割れるんですな。そして左右につかむためのハンドルが出てきます。これにつかまっていきむわけですが、右はちゃんとつかめるのに左がうまくつかめなかったなあとぼんやり覚えています。

この時点でようやく産科医の登場。お医者さんてのは本当に産まれる瞬間にしかいないものです(笑)産まれた後の処置の方が長いくらいです。

意識のほとんどを痛みに取られ、汗が目にしみてよく見えず、周りに何人の人がいるかもわからない、声もよく聞こえない。そんな状況の中。

自分てばすっかり忘れてました。お産の仕方をです!(爆笑)いけませんなあ(笑)10年の月日はこんなにも人を大ボケにするものだろーか(笑)え?お前だけだ?(笑)

そこへはっきりとした大きな声が。「○○さ〜〜ん!聞こえますか?顔上げて!こっち見て!」

そう、あの看護師さんです。

「はい、大きく深呼吸して!吸って〜吐いて〜吸って〜吐いて〜!次で息止めるからね!はい、吸って〜止めて!!はい、いきんで!!そう、ぐっとつかんで下に下がってくるみたいにね!」

おおお。そうだったそうだった。懐かしいなあ〜〜(っておい)

などと今は余裕ぶっこいてますが、その時はもう看護師さんが天使に見えましたとも。もう彼女の天の声しか聞こえません(笑)

「はい、○○さん、上手だったからもう一度やってみようか!
吸って〜吐いて〜吸って〜吐いて〜吸って〜〜はい、止めて!いきんで!できるだけ長くね!」

さあ残る体力を全て注ぐ時です。永遠に続くかと思われるような、でも本当はあっという間のことだったんでしょう。

「はい、力抜いて!手は胸の上!短く呼吸して!ハッハッハッ!」

この時ようやく他の看護師さんの声も聞こえました。力を抜くということはつまり、赤ちゃんの頭が出たのです。ここで力を入れると赤ちゃんが窒息してしまうので、あとは自然に出てくるのを待つんですね。

「はい、産まれた」と初めて産科医の声が。

汗でにじむ目を開けると、赤白まだらの手足を精一杯伸ばした姿が。それから声が。

この、産まれた瞬間の声ってまた特別ですね。お腹が空いて泣く時やオムツが濡れた時や甘えた時の泣き方とは違う。ものすごく力強くて空気を震わせるような泣き方です。

生きてるんだぞ、自分はもうここにいるんだ。存在してるんだ。って叫んでいるような。

もうお母さんのお腹の中にいるんじゃない。一個の意志を持った生命体として独立したんだと宣言されてる気がしました。

それに、母親が赤ん坊を産むために体の骨が動くような大事業をするのと同じように、赤ん坊だって頭をすぼませて狭いところを通ってくるんですから、つらかったんだと思います。

母も痛けりゃ赤ん坊だって痛かったんですよ。

産まれた時間、性別を看護師さんが読み上げます。1/12、午前11時15分。2845g。病院に入ってから約11時間後の誕生でした。

「おめでとうございます」「おめでとうございます」

周りの看護師さんが一斉に声をかけてくれます。

泣き声が遠ざかると、ぴたりと止まります。何故か産湯に入れるとみな泣き止むんですねえ(笑)

さて、お産は産めば終わりではありません。後産があり、不要になったものを全て出さないといけません。今回、初めて見ちゃいましたよ。自分の胎盤(笑)うわーでかいレ○ーだな〜〜って(おい)自転車のサドル並ですがな(笑)

産んだ途端、あれだけ苦しかった陣痛はぴたりと治まるのがまた不思議。するとですね、他の事が痛くなるんですよ(笑)赤ん坊を出すために切開した時は全く感じないのに、縫合する時の痛みは何で感じるんだろう(笑)気分は布雑巾です(待て)

処置が終わると、産湯をつかってほこほこになった赤ん坊が連れてこられます。頭のすぐ傍に寝かせてくれるので、これでようやく顔を見ることができます。

最初の子の時も、次の子の時もそうでしたが。

顔を見た瞬間出る言葉は、「可愛い……」でした。



リボンをした犬のぬいぐるみを見て出るのとも、二本足で立つレッサーパンダを見て出るのとも、ファイルをアップロードする時に画面上を走る犬のシルエットを見て出るのとも、アイロンを持ってうろうろする黒い毛のかたまりを見て出るのとも(元ネタが全部わかったかな?笑)、言葉は同じでも全く違うものです。

口先だけじゃなく、一時の感傷じゃなく。

胸のあたりから自然に浮かび上がって出てくるような言葉です。本当に可愛いんですよ(笑)子供はもう立派に独立した命になったんですが、まだ体のどっかが繋がってるんでしょうね、母親の方は。

何故かこの時、ふわっと甘い匂いがします。まだミルクは飲んでないはずなのに、ミルクのような匂いがしました。あったかくて甘い匂いです。

母子の対面が済むと、赤ん坊は新生児室へ。その後でもう一度連れてきてくれて、もう少しゆっくりと顔を眺めることができました。二番目の子は2500gだったので、もっと小さくて赤かったのを思い出しました。

そのまま、点滴がなくなるまで分娩台で休むこととなります。この時間が長いこともすっかり忘れてました。ようやく病室に移動できたのは午後2時半過ぎ、産前産後合わせて6時間も台の上にいたんですねえ。

この間は、体力使い果たしてバフーって感じで、ただただ横たわっているだけです。お腹の上にはアイスノンを乗せて、ラッコ状態です(笑)神経が高ぶっているので眠くもなりません。ただ、点滴の針が入っている腕が痛くなってきました。

産まれた瞬間、病院にいたのは実家の母親だけでした(笑)ベッドに移動するまでいてくれるとのことだったので、逆に分娩台の上で心配しちゃいました(笑)朝の8時からいずっぱりで昼ご飯も食べられないだろうなあと(笑)

そして隣の陣痛室では、別の人のお産が始まりました。これがつらそうだった。後から聞いた話では二日間かかってからのお産だったそうで、体力も限界だったでしょう。何度いきんでもなかなか赤ちゃんが出てこなくて、分娩台の上でこっちまで力入っちゃいました。

そして無事に出産。おめでとう〜♪と心の中で拍手。おめでとうって誰に何度言われてもいいよね。

そういえばこないだTVでやってた「きらきら研修医」で、病院の中で「唯一産婦人科だけが、病院でおめでとうって言えるんだ」というようなことを言ってました。

その後でした。介助についた別の看護師さんが、お医者さんに注意されている声まで聞こえてきました。

そういえば自分の時は、何も言わずにスルスル進んでたなあと思い返すと、やはり担当についてくれたあの天使は、ベテランだったんだと納得。結局、産婦人科の主任看護師さんだったことがわかりました。あの人で良かった♪

そしてようやく点滴が終わり、病室へ。歩けない事もなかったんですが、顔が青いからと車椅子で移動。妊娠中はずっと貧血でひっかかってたせいでしょうな。エレベーターで三人部屋へと移動。

この病院には個室、二人部屋、三人部屋があります。第二希望まで選べるので、三人部屋を第一に希望してました。病院は退屈ですから、大部屋の方がおしゃべりできる相手がいて楽しいからです(笑)

ああ、終わった。と安堵してベッドへ。重かったお腹ともさよなら、大事業ともさよなら、今はもう泥のように眠りたい〜と思ったのに。

人間、現金ですねえ(笑)お腹が空いたのにびっくりです(笑)そういえば前の晩は食欲なくてリンゴ食べたっきり。朝は食べられるわけがなく、時間は午後3時。実家の母にサンドイッチ買ってきてと頼むハメになりました(笑)

するとそこへ、ベッドサイドにおやつ登場。そう、この病院は三時のおやつと午後8時の夜食がつくんです(笑)牛乳とあんこののった白玉が〜〜。

正直、起き上がるのもしんどい。縫合跡が燃えるように痛い。

……のに。体を少し起こして、いただきました(笑)ええ、しっかりと(笑)

そう、お産は終わったけれど、また別の大事業が始まったばかりなのです。お腹からは出てくれたけど、まだ一人の体になるのは当分お預けです。朝から晩まで、24時間いつでも、固い意志を持ってはいるけれどまだ自分の力では何もできない、全てを他人に頼りきった赤ん坊が傍に来るのです。

命を預かったわけですから。途中で投げ出すなんてできるわけがない。こうして母は強くたくましくなっていく……んです(笑)

posted by: そーら | 三度目の妊娠日記(笑) | 16:08 | comments(3) | - | - |
コメント
 
2007/01/30 7:38 PM
Posted by: ちはる
3本にわたっての、超感動ストーリー、ありがとうございました〜!大変なんだな〜、お産って。世のお母様方、尊敬します〜。ここ2週間ぐらい周りが、出産ラッシュで、みんな母子共々、無事で、やれやれと思った矢先に、妹が、おめでた(笑)コウノトリさん頑張る頑張る。お子さんの、お写真、拝見いたしました〜。かわいらしい赤ちゃんですね。立派に、育ててあげてくださいまし〜。反抗期に、入りそうな、王子殿下が、心配です(笑)
2007/02/01 12:58 AM
Posted by: ちょぴ
お疲れ様でしたw
いや、まだお疲れ様でしたって言うには早いね。これからも、今も大変なんだろうしw
自宅も近くなったことだし、落ち着いた頃に一回くらい顔を見にいきます^^きてくれてもいいしw(難しいかw)
早くゆっくり眠れるようになるといいね。
2007/02/09 2:38 PM
Posted by: 空鈴(そらりん)
>ちはるさん

最近、赤ちゃん連れの人をよく見かけるので、ここ数年は増えてるような気がしますね♪<ラッシュ

王子、すっかり反抗期ですよ(笑)家のあちこちにそそうをしてしまって、後始末に追われてます。赤ん坊より手間がかかるやつです(笑)

>ちょぴりん

コメントありがとう♪携帯メールも嬉しかったよ、ありがとうね♪

そうだね、近くなったことだし会いたいなあ♪半年くらいすれば短距離ならお出かけもできると思うよ♪その頃にはすっかりおでぶちんになってると思うけど(笑)

うふふふふ(不気味な笑)昨日は二時間ちょいしか眠れませんでした♪その分お昼寝するわん♪